床の改修から引き続きご紹介します
廊下床不具合の原因だった
浴室の改修工事は
タイル張りの湿式工法(在来浴室)から
ユニットバスへ変更する
乾式工法で行うことになりました
湿式工法とは
現場でセメント、砂、砂利などを調合し
水で練ったコンクリートなどで下地を造り
タイルを張ったりする
施工中に現場が湿潤する工法です
乾式工法とは
工場で分割で作り上げた床、壁、天井を
現場で組み立てて空間を作り上げる
パネル方式のユニット工法です
ユニットバスを支える土間に
コンクリートを打設しますが
構成部材の組立設置のため
乾式工法と呼ばれています
出入口の位置や幅、高さも変わるため
必須工事として脱衣室の改修も行います
必要な機器類、お好みの仕様をお選びいただき
ユニットバスを正式に手配します
浴室使用が出来ない期間が発生するため
お施主様のご都合と
解体工、配管工、電気工、土木工、機器組み立て工、大工、内装工の予定を調整する必要があります
ユニットバスの納期と各職人さんたち
お施主様の予定を調整して解体工事スタートです
解体して建物の骨組みが見えてくると
やはり水漏れした形跡があり
構造の一部は腐食して強度が無くなっています
構造材を交換するには
隣接した部屋、個所を含めて
すべてあらわにする必要がありますが
工事も大掛かりとなり
工期も費用も掛かります
そこで腐食した木材は取り去って
残っている構造材と一体化するように
モルタルセメントを充填して
基礎と土間コンクリートに荷重が分散するような
補強を採用していきます
残った木材をコンクリートで包んで
上がらない、下がらない、動かないようにする
そんなイメージですね
土木工さんによる
ユニットバス用の土間コンクリート工事の際に
コンクリート充填をしてもらいます
各職人さんたちのバトンリレーもスムーズに行き
お風呂に入れない期間は10日間程度で
工事は終了しました
漏水の心配も無くなり
コンクリートが硬化すれば構造も大丈夫です
大変喜んでいただき
みんなで頑張ってよかったです
:木造戸建て:工事費(在来浴室→ユニットバスへ 解体工事+配管工事+電気工事+土木工事+組立工事+大工工事+内装工事+付帯工事+廃棄物処理費など 約¥127万)